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予想法と購入法1

千獲一金の馬券術
競馬の予想法と馬券の購入法 ①
 
 競馬を楽しむ為に馬券を買う。的中すれば楽しいし、外れれば悔しい。しかし外さないで、的中しつづける事は不可能なのだから、まず割り切る事がとても重要な事。あくまでもギャンブル、最後は勘がものを言う。不安定な精神状態では、ミスが多くなる。外れても落ち込まず、これは当たり前の通過点だと自分で納得しなければならない。そして、的中し払い戻しを受ける。
 そう簡単に行かないだろうと思うかもしれないが、前にも書いたが、的中率を30%台にもっていければ・・・、そして例として、その時の回収率が300%を超えていれば、所謂勝ち組みに入れる。つまり収支プラスが維持できる。私の馬券に対する考え方は大体こんなもんだ。ただ大事な事はリスクの少ない馬券の購入の仕方がある、ということだ。30%の的中率と、効果的な購入法が身につけば、きっと競馬で食っていけるはず。

 まず、的中率30%の予想法が必要になってくる。この際なんでもいい、単勝だろうが、馬連だろうが、ワイドだろうが3回の勝負で1回勝てばいいんだ。(この際回収率は後回しにするとして・・)スポニチの本誌予想でもいい。日刊コンピでも、競馬ブックの勝利のV作戦でも、なんでもOK。馬連1,2番人気でもOKだ。しかし、それだけで成り立つならそんな楽なものはない。その中から、1%でも2%でも的中率を上げる工夫が必要になってくる。私が今までの経験のなかで、競馬予想が楽しいというときはそういうテーマをもって予想する時だ。
 レースを見送る事が大事になってくる。例えば馬連の1,2番人気の2点買いという予想法で勝負している場合、どうしても3番人気が怪しいとか、荒れるんじゃないか、等と予想した場合、そのレースはパスするんだ。この「パス」が大事。親であるJRAに対し勝負を挑んでいる馬券師に与えられた特権であるこの「パス」を有効に使わなければいけない。実は初めのうち、私はこれがなかなか出来なかった。全レース参加型で、レースがあれば全て馬券は買う。福島競馬場に行けば、札幌の分まで買う。もちろん小倉のメインも買う。そんなことやって勝つはずがないと気づいた頃には、JRAに莫大な貯金をしてしまっていた。ギャンブルの基本かもしれないが、我慢する事、つまり忍耐力が必要になってくる。

 そうやって、不利なレース(勝負)は避け、得意なレースだけで勝負する。つまり、少しでも有利な状況で勝負する事が、的中率を1%でも2%でも上げることに繋がってくる。開催初日、二日目は様子を見るとか、福島の未勝利戦には手を出さないとか、障害はまずい、といったふうに勝負レースを限定していく。あせって勝負する必要は無い。なぜなら、明日も競馬はあるし、来週もある、来年もあるのだから。

                               (2002.11)



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